ホラー映画オマージュ展 コワイエイガ

SCARYMOVIES: Homage to Horror Movies

川口ヱリー 黒田麓 古賀郁 小林義和 ササベ翔太 ジョウヂ 即席出口入口 中川夏翠 速水くろ 星之 まがい 流音
Dollhouse Noah sato Yumino Zodi

会期2026年2月28日(土) - 3月15日(日)
休業日火・水曜
時間12:00 - 19:00 / イベント日は延長営業あり
企画協力古賀 郁
主催・会場Gallery 幻 >>Map
通販3月8日(日) 20:00 - 3月15日(日) 19:00 >>Online Shop
イベント 3月7日(土): うばたま Live「怪奇音響の秘儀」
3月15日(日): クロージング交流会
SNS用タグ#コワイエイガ
 

Statement

ホラー映画フリークのアーティストたちが、お気に入りのホラー映画をオマージュした作品を展示いたします。
各作家による映画推薦コメントも掲示。ぜひ展示作品とともに映画との出会いもお楽しみください!

ホラー映画は "怖い映画" なのか?

 

ホラー小説は恐怖小説ではなく怪奇小説と訳すべき」という主張をかつて Twitter で読んだことがある。まったくもってその通りだ! 恐怖は戦争映画にもサスペンス映画にもある。場合によっては、恋愛映画にだってある。けれど、そこに怪奇が存在するとき、映画はホラーになる。

恐怖とは何か?
 

平穏な日常の中へ常識外の不条理(ゾンビ、戦争、殺人鬼……)がじわじわと侵蝕し、緊張が高まっていく。やがて、緊張が限界に達すると人はこらえきれずキャーッ!と叫ぶ。つまり、恐怖とは「緩和が緊張へ変わること」だ。

これとは逆に、緊張が緩和へ変わると「笑い」になる。真面目にかしこまった日常の中へふざけた不条理(ボケ、変顔、下ネタ……)が侵入し、緊張が緩む。やがて、緩和が頂点に達すると人はこらえきれずアハハッ!と吹き出す。恐怖と笑いは表裏一体。行ったり来たりする不条理の振り子。

じゃあ、怪奇とは何か?
 

おそらく——不条理の振り子が行ったきり戻らなくなること。つまり、恐怖による緊張をもとの緩和へ戻すことができないとき、人はその原因を怪奇と呼ぶ。

例えば、ホラーではなくミステリーの場合。殺人事件によって生じた緊張は、事件解決によって緩和した日常へ戻される。人命は戻らないが、社会はもとの日常をとり戻したかのように振る舞う。けれど、それがホラーならどうか? 殺人やその原因(ゾンビ、殺人鬼、旧支配者……)が排除されたとしても、世界はもとの日常へは戻れない。この世界はもう、常識の理解を超えた新たな世界線に変わってしまったんだから!

これは社会学者の宮台真司が言うところの娯楽と芸術の違いに当てはまる。「娯楽 Entertainment 」は日常生活に疲弊した人を癒やし、鼓舞し、活力を取り戻させ、もとの日常へと戻す。一方で、「芸術 Art 」は二度ともとには戻せない変化を人にもたらし、永遠に価値観を変えてしまう。

コワイエイガという誘惑
 

ホラー映画だけが怖い映画ではない。しかし、ホラー映画の恐怖は癒せない聖痕を鑑賞者の首筋に負わせる。そして、怪奇に魅入られたものは自らもまた怪奇そのものとなって次なる犠牲者を探す。

ホラー映画の登場人物は恐怖に怯えながらも、ときに自ら怪奇を望んでいるかのように見える。とっくに気づいているのだ——日常が、そして自分自身が、もともと壊れていたと。怪奇はそれを暴くだけだ。そう、わたしたちは初めから怪奇そのものだった! ならば、もとに戻せるわけがない!

今やあなたは目を背けていた誘惑から逃れることができない。怪奇に出逢って自らが変容するということの、なんと恐ろしくも甘美な快楽であることか……!

文・小林義和(Gallery 幻 代表)

 

Artists

 

川口ヱリー

黒田麓

古賀 郁

小林義和

ササベ翔太

ジョウヂ

即席出口入口

中川夏翠

速水くろ

星之

まがい

流音

Dollhouse Noah

sato

Yumino

Zodi

 
 

Online Shop

 

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販売期間:3月8日(日) 20:00 - 3月15日(日) 19:00

 

Event

 

うばたま Live「怪奇音響の秘儀」

3月7日(土) / 開演 18:30 (画廊開店 12:00)
出演: うばたま(古賀郁&剛田武) >>YouTube
ご予約不要 / 投げ銭制(別途 1ドリンクのご注文お願いいたします)

恐山 Vibration や MOGRE MOGRU、盤魔殿、と幅広く活躍している実験音楽家の剛田武氏と本展示の企画発案者である古賀郁氏による実験音楽ユニットうばたまのミニライブ演奏。

演奏後はうばたまの二人やお集まりいただいた皆様も交えて作品やホラー映画について語る交流会!

 

クロージング交流会

3月15日(日) / 17:00-20:00 (開店 12:00)
参加費 1,500円(1ドリンク&フード付)
ご予約不要 / 途中入退店自由

出展作家を交え、作品について歓談する気軽な交流会です。一般のお客様どなたもご参加を歓迎いたします。時間中はいつでも入退場いただけます。ぜひお立ち寄りください!

 

Cafe

エリに捧げるラズベリームース 850円

深紅の丘に隠されたリゾット 1100円