アーティストが生み出す「謎のいきものたち」の作品展

◆プロローグ

謝肉祭（カーニヴァル）の夜。祝祭に浮かれ、歌い踊る人々。

その喧騒から少し離れた路地裏に、とある小さな家が建っていました。そこは、人ならぬモノたちがこっそりと集う場所。彼らは動物か精霊か、あるいは植物や鉱物、人工物なのか、何か不思議な姿の存在たち。彼らもまた、謝肉祭の夜を楽しむために、今宵この場所へ集まったのです。

そんな不思議な家に、どうやら人間のお客様も迷い込んでしまったようです。カーニヴァルの仮面に宿る怪しい力が、あなたを人間ではない何かに変身させたのでしょう。

さぁ、お客様。アーティストに生命を吹き込まれた不思議な生き物たちの、幻のごときカーニヴァルをご覧ください。

◆幻獣 ≒ 謎の存在

作品展や即売会で、アーティストが作った「なんだかよくわからないオリジナルの存在」に強く心惹かれることがあります。猫や熊や人間のようなよく知られた定番の形をしたものにも惹かれますが、アーティストが生み出した独自の存在には、その作者の感性や創作性が強く反映されるように思います。

この展示会では、そんなアーティストの感性が生み出した独自の空想上の存在たちを募集します。

• 人形やぬいぐるみ、立体作品、絵画などジャンルは問いません
• 完全なオリジナル存在だけでなく、妖怪・精霊など既存の幻想生物に基づくリデザイン等でも構いません
• 展示タイトルは「幻獣」としていますが、動物・獣的な形態のものだけでなく、人型・植物・無機物・人工物、その他どのような存在でも構いません

◆謝肉祭（カーニバル）

世界各地で「謝肉祭（カーニバル）」が開催される2～3月に、弊廊でも「まぼろしカーニヴァル」と称した二連続の新企画展を開催いたします。その第二弾が「幻獣の謝肉祭」。

フランスの作曲家カミーユ・サン=サーンスが作曲した組曲『動物の謝肉祭』。そのタイトルにヒントを得て名付けました。