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2020年7月3日(金) - 7月13日(月) | 15:00 - 20:00
小林義和展 ラブレターフロム幽霊

会期2020.7.3(金) - 7.13(月)
時間15:00 - 20:00
休業日火・水曜
主催Gallery 幻
SNS用タグ#ラブレターフロム幽霊

 美術家・イラストレーターで Gallery 幻 代表でもある小林義和の個展を開催します。イラストレーション、デザイン、美術など様々な領域での作品をジャンルを問わず自選。2000年代~現在までの制作を概観する内容とともに一部新作も展示します。

なお、最終日7月13日に Gallery 幻 は開業8周年を迎えます。新型肺炎の影響を踏まえイベント等は行いませんが、日頃ご愛顧いただいているお客様には心より感謝申し上げます。誠にありがとうございます。

 

ARTIST STATEMENT
幽霊の手紙を置きながら

 幽霊からのラブレターは赤い色をしている。

 未婚の若い娘が亡くなると、写真、遺髪、お金などを入れた赤い封筒を路上に置き、偶然それを拾った男性と亡くなった女性との結婚式「冥婚」を行う風習が台湾にはある。

 私は幼いころから、幽霊、妖怪、そういったものに興味があった。それらは現実に重なるようにこの世に違った側面があることを感じさせ、世界を見つめるための新しい視点を私に与えてくれた。

 映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』に私の好きなシーンがある。人生に絶望している人間の主人公が吸血鬼に襲われて自らも吸血鬼になる。その瞬間、「吸血鬼の目」で見た世界は美しく変容し、彫像の目が怪しく瞬く。現実が窮屈で幻想世界に憧れる時、実はここもあちら側も同じでただ自分の目が曇っているのだと思うことができる。

 私は作品を通じてこちら側の世界に重なったあちら側の世界を幻視したい。現実の喧騒にまぎれて見えていないものに目を向けたり、なくなったものの声を聞いたり、あちら側とこちら側を結ぶ手紙のようなものを作りたい。そして、この世界もまた愛せるのだと錯覚したい。

 自身の運営する画廊 Gallery 幻 が新型肺炎の影響で営業できなくなり、5月からオンライン企画「The ART LETTER 町を捨てよ、手紙を出そう」を開催している(6月末まで)。その企画に私が出品する封筒型作品集を『ラブレターフロム幽霊』と名付けた。それを、急遽個展としても発表する。まだ新型肺炎情勢が不安定な中、できるだけ自分の責任で画廊運営できることを…ということから決意した。急ごしらえではあるが、私のこれまでの制作を概観できる内容になっている。

 ある日、通りかかった誰かが拾い上げるときまで、私は幽霊からの赤い手紙を道に置いている。

 

小林義和 / KOBAYASHI Yoshikazu

イラストレーター。美術家。Gallery 幻 代表。屋号 薔薇十字団。1978年生まれ。長野県出身、東京都在住。寓話性や呪術性をテーマに絵画や造形物を制作。Gallery 幻 では企画、キュレーション、経営等を行う。

barajuzidan.com  Twitter

 

作品集「ラブレターフロム幽霊」

>>会場にて販売。事前予約は ご注文フォーム から

 2000年代~現在に制作したイラストレーション、美術作品などから自選した10点+新作1点をこだわりの紙にプリント。封筒形式の作品集としてお届けします。美術作品は解説文とともにお手元で楽しめる作品に再編成。ぜひ手のひらでの個展をお楽しみください。

 さらに豪華版には購入者のご希望の妖怪(またはその他ご希望のモチーフ)をハガキサイズの直筆ペン画でお付けいたします。

 収録予定作品
 ・写真『シュレーディンガーのポートレイト』
 ・文章『卑怯なコウモリ』
 ・絵画『ムカサリ絵馬』
 ほか

※収録作品は上記や画像と変更になる場合があります

サイズA5サイズ(148×210 mm) 程度 / 豪華版の直筆画はハガキサイズ
素材プリント、紙、封筒
販売数エディションナンバー入り限定30部(通常版+特別版 計)