MALLEUS - 第十三次 地下之会

MALLEUS: Underground Mass 13th

夕力夕゛ヨウ 雨月ハジメ 川口ヱリー 鬼気 拷問師ファー 小林義和 速水くろ まがい 由良瓏砂 Emily Melonpas Opheliac raichi RE:renge
and more

会期2025年4月27日(日) - 5月6日(火祝)
※5月4日(日)は予約制イベント日(仮)
休業日木・金曜
時間12:00 - 19:00
企画地下之会 underground-mass.art
主催・会場Gallery 幻 >>Map
通販5月3日(土) 20:00 - 会期末 >>Online Shop
イベント あなたも魔女になれる! ウィッチ・カフェ(仮)
5月4日(日) 12:00-19:00 詳細は調整中
SNS用タグ#マレウス展
 

Statement

MALLEUS: 拷問の鉄槌

ヴァルプルギスの夜。四月の終わり、魔女たちによる一夜かぎりの饗宴が今年もやってきます。

Malleus Maleficarum(魔女への鉄槌)』。1486年に妄執的な男によって書かれたこの書物は、魔女への拷問と処刑を推奨し、近世の魔女狩りに大きな影響を与えました。その背景には、印刷技術の普及による同書の流通があります。金細工師で版画職人のヨハネス・グーテンベルクによる活版印刷機はルネサンスや科学革命だけではなく、魔女狩りの拡大にも寄与したのです。

古代ギリシア、ファラリス王の名が冠された拷問処刑装置「ファラリスの雄牛」。作ったのは彫刻家あるいは鋳物師のペラリウスとされています。ときに芸術家や職工は拷問具や兵器を作る立場にもなりました。

幕末から明治、月岡芳年落合芳幾によって描かれた「無残絵」。当時流行した芝居の殺人場面を描いた血みどろの刺激的な錦絵が人気を得ました。やがて、それは拷問・処刑される女性を凄惨かつ官能的に描く初期「責め絵」へと繋がります。

芸術の生み出すものが倫理的で正しいとはかぎりません。人を痛めつけ、矯正を強いることもあります。あるいは、加虐・嗜虐性に快楽や美を見出すことも。一方、芸術作品の前に立った鑑賞者も、あたかも審問官のように魔女狩りをはじめることがあります。芸術の罪を吊し上げ、矯正し、自らの倫理で断罪したいという欲望。

この展示では「拷問」をモチーフとして取り上げます。一見、美術と相容れない突飛なワードのように聞こえますが、西洋画の伝統における最重要画題のひとつがキリストの磔刑や聖人たちの受難であることを思い起こせば、さほど奇を衒ったものでもないでしょう。拷問を描いた作品なのか、拷問具そのものを作るのか、拷問という概念を作品化するのか、どのように表現するかは各アーティストの自由です。性・暴力表現も制限は設けません。芸術による鉄槌の一撃をぜひ食らいにきてください。

 

藝術信仰運動「地下之会」

この展示はアートプロジェクト「地下之会」の企画により開催されます。地下之会はアーティストの夕力夕゛ヨウを主軸とした地下芸術運動、およびその定期作品展。公募によって集ったアーティストたちの作品が群れをなし、混沌とした魔術的祭祀空間を形成します。

地下之会 五箇条

 

Artists

 

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販売期間:5月3日(日) 20:00 - 5月6日(火祝) 19:00

 

Event

 

あなたも魔女になれる! ウィッチ・カフェ(仮)

特別な魔女メニューと演出でおもてなし
あなたも素敵な魔女体験ができる!
5月4日(日) 予約制

詳細は近日公開

 

Cafe

展示に合わせたコラボカフェメニューも登場予定(詳細準備中)