公募セルフポートレイト展
私がわたしを撮る理由 2
会 期 2013年7月27日(土)~8月4日(日) ※休廊日あり
休廊日 7月29日(月) 8月1日(木)
時 間 15:00~22:00
観覧料 無料
作 家 安倍マリヤ 井筒さな うに さかいまみ 調子麻実 深沢玖美
marshaloop 三橋コータ ムラセマナブ 舞綾 由歩 rikutsu
企 画 艶子(写真家、カフェギャラリー幻店長)
関連イベント ※各詳細は下記
会期前イベント 7月25日(木) 19:00~:Ustreamトークバトル
7月27日(土) 19:00~:オープニングレセプション
8月 4日(日) 19:00~:審査結果発表&クロージングパーティー
「セルフポートレイト」というものが一つのジャンルとなってしまった今、それは「自己陶酔」や「ナルシシズム」といったイメージで受け取られがちです。
そうした固定概念を拒否、あるいは積極的肯定し、それが一つの写真作品であると訴えるとともに、「なぜ自分を撮るのか?」について問い直す展示を行います。
第1回「私がわたしを撮る理由」は、昨年7月に企画展として開催し、ご好評いただきました。
第2回の今回は公募展として作家様を広く募集し、来場客・審査員の投票により入賞者を決定させていただきます。1位入賞者には、後日弊廊にて無料で個展を開催していただきます。
会期前 Ustreamトークバトル「私がわたしを撮る理由」
日 時 7月25日(木) 19:00~21:00生放送
> 【Ustream】私がわたしを撮る理由
オープニングレセプション
日 時 7月27日(土) 19:00~22:00
参加費 無料
ドリンクすべて500円 / 食べ物&菓子類の持込歓迎 / 混雑時立食
★どなた様もご参加いただけます。ぜひお気軽にお越し下さい。
★ドリンク類のお持込はご遠慮ください。
審査結果発表&クロージングパーティー
日 時 8月4日(日) 19:00~22:00
参加費 無料
ドリンクすべて500円 / 食べ物&菓子類の持込歓迎 / 混雑時立食
★どなた様もご参加いただけます。ぜひお気軽にお越し下さい。
★ドリンク類のお持込はご遠慮ください。
投票結果
有効投票数:182名560票(審査員票含む)
第1位:三橋コータ(83票)
第2位:marshaloop(66票)
第3位:さかいまみ(55票)
第4位:舞綾(54票)
第5位:rikutsu(52票)
窓辺賞:marshaloop
幻賞:rikutsu
◆Ustream録画映像:「投票結果発表!」
第1位:三橋コータ(83票)
観客:77票
審査員:6票
・卯月沙梨音:3票
「一目拝見した時の印象がとても強く作品の前から動けなくなりました。躍動感があり、とても惹き付けられる作品でした」
・摩耶仙人:1票
・艶子:1票
・小林義和:1票
「質感・色合い・構図など、最も完成度の高い一枚だと感じました」
第2位:marshaloop(66票)
観客:65票
審査員:1票
・小林義和:1票
「『セルフポートレイトを二人一組の作家として撮る』という発想の新しさ。そして、その発想を支えるコンセプト力、構図の美意識、世界観の作り方。細かな部分まで配慮された企画・演出力に脱帽しました」
第3位:さかいまみ(55票)
観客:54票
審査員:1票
・片岡エリカ:1票
「私だと、恋人はこうは撮れないからうらやましく、ありのままを感じる」
第4位:舞綾(54票)
観客:53票
審査員:1票
・小林義和:1票
「自分という世界をいかに生み出し、そしてどう見てもらうかという力。荒削りながらも自由な発想力と演出力に共感しました」
第5位:rikutsu(52票)
観客:42票
審査員:10票
・四月一日真白:3票
「良い意味でカメラの存在を感じませんでした。セルフポートレイトというと、どうしても作家の『自意識』を強く感じてしまいがちですが、rikutsuさんの作品からは、『自意識』を越えた『無意識』と、その中にある『自分自身の本質』を見つめようとしているように思いました」
・さつかわゆん:3票 「コンセプトがとても前向きですてきで、一般的にいわれる美しさではなくても、とても美しい!と感じられる作品たちに感動しました。冊子がほしいです」
・卯月沙梨音:1票
「華奢な体から発せられる、意志、強さと繊細さを併せ持つ方なのだな、と、百合を手にした凛と真っ直ぐな背中から感じました」
・片岡エリカ:1票
「2年前からこの写真が好きだから。リクツさんの心境の変化を感じるから。リクツさんの背中が個人的に好き」
・小林義和:1票
「個人を越えた"何か"を写せる点で、特異な作家さんだと感じました。それを表現する質感・構図・光などの使い方も巧みでした。ただし、複数の作品を小さく展示したことで、作品全体の焦点がぼやけてしまったように思います。見せ方を改善すれば、さらに良くなると感じました」
・艶子:1票
投票と賞
応募総数25名のうち、弊廊の事前審査で選ばれた12名の作品を展示します。
事前審査 評
今回、25名という多数のご応募をいただき、審査通過者が半数以下という厳しい選考となりました。1次審査では、写真技術だけでなく、他の応募者にない独創性、写真から「撮る理由」が説得力を持って伝わってくるか、を基準に選考させていただきました。(カフェギャラリー幻)
投票
展示期間中、来場客と審査員の投票により、入賞者を決定します。
■観客票 1名につき3票 1人の作家への複数票は不可
■審査員票 1名につき5票 1人の作家への複数票も可
卯月沙梨音(写真家、第1回「私がわたしを撮る理由」出展作家)
片岡エリカ(写真家、第1回「私がわたしを撮る理由」出展作家)
さつかわゆん(美術家、第1回「私がわたしを撮る理由」出展作家)
摩耶仙人(写真家、第1回「私がわたしを撮る理由」出展作家)
四月一日真白(写真家、第1回「私がわたしを撮る理由」出展作家)
艶子(写真家、カフェギャラリー幻店長)
小林義和(美術家、カフェギャラリー幻代表)
ほか交渉中
賞
■得票1位 賞品/カフェギャラリー幻での無料個展開催権
■得票2位 賞品/カフェギャラリー幻のカフェ券2000円分
■得票3位 賞品/カフェギャラリー幻のカフェ券1000円分
4位~12位は、希望作家にのみ順位と得票をお教え致します。
■幻賞 賞品/カフェギャラリー幻の企画展参加権
カフェギャラリー幻が期待する作家様にお贈りさせていただきます。
■窓辺賞 賞品/WEB文芸誌「窓辺」に写真掲載&『文芸誌窓辺 第二号』進呈。
WEB文芸誌「窓辺」( http://madobe.jp/)により選定
出展作家
安倍マリヤ / Ave Mariya
札幌出身・在住。何もやらない、しない人。幼少期から写真を極度に嫌いカメラを見つけると逃げていた。ある時、女装を趣味とする方々が自らの写真を投稿する掲示板に出会う。そこには自分が本来在りたい姿で活き活きと写る彼女達の姿があった。
「私は一体何がしたいんだろう?」
答えが欲しくて何度も問うた。その答えへの手がかりが、もしかしらあの大嫌いだった写真の中にあるかも知れない。自らの目だけで足りないのならば、カメラとレンズの力を借りて。私にとって自らを撮るという行為は、私が私と向き合うことへの挑戦である。
Twitter: @mariya_ave
井筒さな / Izutsu Sana
1991年生・大阪府在
高校生の頃に躁うつ病等を患い、できることがなかったので独学で水彩画・鉛筆画を描き始める。2012年、写真家のSYO HARETOKE氏の被写体となったことを契機に、写真として写された自分自身から自画像を描き始める。そのうちに、写真が足りなくなり、自分で自分を撮るうちに、絵にはないなにか、に惹かれ自らの写真を作品とすることを試みる。絵を描くために撮る、そのスタンスは今も変わっていない。写真展は今回が初参加。
Website: besideTheDeepEst
Twitter: @burnt_red
うに / Uni
妄想により脳内から生み出された創作物を改めて頭の上に戻し、写真をとるという行為を2008年あたりからはじめる。2013年よりパラレル★ホリックとしてアクセサリーも制作販売。
Twitter: @uni_inc
さかいまみ / Sakai Mami
桃エロ乙女チック歌人/エロキュートフォトグラファー。横浜生まれの横浜育ち。9歳年下の彼をきっかけに2003年ごろより短歌を詠み始める。その恋が終わった後も、事実、妄想、過去、未来を織り交ぜながら、ちょっぴりHな「恋するキモチ。」と凛として切ない「乙女なキモチ。」を短歌、俳句、ついのべ(twitter小説)で表現。2010年より個展の開催や多数のグループ展、デザインフェスタに参加。その際には、自分で撮影した写真に言葉をあわせる形で発表を行っている。
Blog: 短歌ブログ『桃エロ乙女チック短歌』
Blog: 写真ブログ『まみふぉとぐらふ』
Twitter: @sakaimami
調子麻実 / Choshi Asami
岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。2007年から写真を学び撮り始める。自分の外と内側に対する好奇心を写真を通じて楽しみ、鑑賞されるという形の人とのかかわりも楽しんでいる。
■活動歴
2010年 アートイベント「東京うんこフェスタ」 グループ展「十六私展」
2011年 グループ展「十二私展」
2012年 個展「好奇心」
創英社 岡田あがさ×調子麻実 連載小説「向日葵」
など、マイペースに活動中。
深沢玖美 / Fukazawa Kumi
発禁カメラ女子。平日はお堅い企業の事務職。トイカメラをかじる程度のにわかカメラ女子だったが2012年9月頃よりなぜか突然セルフポートレートによる作品づくりをはじめる。作品の多くはアダルトグッズを用いている。絶賛されたり嘲笑されたり好奇の目にさらされたり同僚にばれてドン引きされたりしながら作品を量産中。
Facebook: 深沢玖美
Twitter: @kafumizawa
Marshaloop / マーシャループ
魔法少女元帥、ぐるりの2人による創作写真ユニット。2012年名古屋にて活動開始。
魔法少女元帥がモデル、ぐるりがカメラを務める形での撮影を中心としつつ、セルフポートレートを交えた作品をWEBにて公開中。「私がわたしを撮る理由2」が初の展示となる。
あなたは私、私はあなた。
私たちが「私とあなた」ではなく「私と私」であるために。
marshaloopのはじまりは、ただ2人の世界を写真におさめるだけのお遊びでした。あの頃を思い起こす度、私たちはセルフタイマーのボタンを押すのです。
Tumblr: marshaloop
Twitter(魔法少女元帥): @limepick
Twitter(ぐるり): @camegloop
三橋コータ / Mitsuhashi Kota
広告制作会社にてグラフィックデザイナーとして従事する傍ら、ライフワークである写真作品の制作に取り組む。「Connotation」(内包する意味)を制作の根幹のテーマとし、"現実"と"非現実"の境界線を探るべく、被写体と対峙する。特に近年注力しているポートレート撮影では、"人物そのものの持つ空気感"を第一義に制作している。(モデル随時募集中)
2012年よりWeb Rock Magazin 「BEEAST」にて、ライブフォトグラファーとして在籍。自身のバンド経験を活かし最高の瞬間を呼び込む技術、そしてアーティストの表情にこだわる撮影スタイルは多くの反響を呼び、活動の幅を広げている。
■主な活動
大盛りレポ!ロック増量Vol.3「筋肉少女帯 LIQUIDROOM 2days」
Website: Connotation
Twitter: @Mitsuwo_928
ムラセマナブ / Murase Manabu
フォトグラファー / etc
『頭の中で形成される空間が写真に収められる』
作品制作だけでなく企画制作など様々な形で活動
Website: manabu murase web site
Twitter: @murase_films
舞綾 / Muryou
1989年生まれ 栃木県出身
カメラ(写真)が趣味の祖父と父の影響で、それらがある事が日常と育つ。服飾に興味を持ち上京。独学でカメラとPC加工を操り、個展や合同展などを開く。被写体の他、ファッションショーのモデルも経験。現在は写真と服飾と妄想を愛する、アルバイター。今回新たにセルフポートレートに挑戦する。
Blog: 日常と製作日記
Twitter: @muryou69
由歩 / Yuho
1992年生まれ。北海道出身。将来は役者を目指すかたわら、アイデンティティの確立を求めて芸術学部を選び、流れるように写真を専攻する。最初は課題として作品を作るうち、もう一つの自己主張、自己表現、コミュニケーションとして、写真は自分にとってなくてはならないものになっていく。2013年より「由歩」として、演技の勉強も並行しながらギャラリーの展示、課題ではない自主的な制作活動を開始。今回はじめて一眼レフで自身をとらえた作品を作る。
Tumblr: YUHOPHOTO
Blog: YUHOLOG
Twitter: @yuho_root21
rikutsu / りくつ
1987年、横須賀生まれ。通信制大学にて心理学専攻。友人につられて写真を撮り始める。芸術療法の方法・手技の拡大の可能性に興味を持ち勉強中。
Website: Phenomenon that I am.
Twitter: @re9_2_
企画・主催
艶子 / Tsuyako
1986年生まれ。東京都出身・在住。高校時代より独学で写真を撮り始め、個展、企画展等で作品を発表。境界性人格障害を抱えながら、衝動として写真を撮り続けている。2012年7月、東京都文京区千駄木に夫婦で「Cafe Gallery 幻」を開店。
■主な活動歴・受賞歴
2008年
艶子個展「END ME」 BEMSTAR cafe&gallery
♪ライブゲスト:田村昭太(blgtz) 小林祐介(THE NOVEMBERS)
2010年
艶子主催グループ展『seven/7 view point for Tsuyako』 atelier BEMSTAR
画廊珈琲Zaroff 企画グループ展『江戸川乱歩全集・Zaroffパノラマ展』
2011年
ONE PLUS 1 gallery 公募展『オトコノコ展』 審査員特別賞受賞
2012年
銀座モダンアート 公募展『彼フォト展』 観客投票1位
ONE PLUS 1 gallery 公募展『オンナノコ展』 観客投票4位 審査員特別賞受賞
Website: http://zakuro-13.petit.cc
Facebook: 小林艶子
Twitter: @tsuyako_13film