幽霊展
彁[なんのためにうまれたのかわからない]

「幽霊文字」というのをご存知でしょうか?
「何と読むのか」「どんな意味なのか」「そもそもどこに書かれていたのか」を誰も分からなくなってしまった漢字――【彁】。
存在はしているけれど、何のために生まれたのか分からない。
でも、「アイデンティティ」も「意味」もなく存在し、「何のために生まれたのか分からない」のは、『彁』だけなのでしょうか。
[なんのためにうまれたのかわからない]――それを「幽霊」と呼ぶのなら、幽霊とは。

8月の1ヶ月間、谷中「全生庵」では三遊亭圓朝師匠遺愛の幽霊画コレクションが展示されます。全生庵さんから徒歩5分に位置する幻でも、不躾ながらこれにあやかり、「幽霊」をテーマとした作品を集めました。
期間中、特製の冷たい幽霊デザートもご用意してお待ちしております。ぜひ涼みにいらしてください。

【会期】 8月18日(土)~26日(日) 15:00~22:00
 ※20日(月)、23日(木)は休業日
 ※初日は18:00より「幻ごはん会『幽霊を食べる夜』」要予約
 ※最終日は17:00よりクロージングミニパーティー&搬出
【出展作家】 石木あや / eri / さんがっつ / 竹沢美香 / tamabolo / 茶柱立太 / 薔薇十字団

■幻ごはん会『幽霊を食べる夜』
 当店のメニューをいろいろ楽しみたいという方にオススメの、料理・スイーツ・お酒(またはソフトドリンク)を楽しんでいただく夕食会。今回は幽霊をテーマにした特製メニューをご用意します。
 日時:8月18日(土) 18:00
 参加費:お一人様2000円
 メニュー内容:お料理一式、デザート1つ、アルコールまたはソフトドリンク1つ(ドリンク追加は別途料金)
   定員:8名(※要予約) 
 メール:  電話:050-3692-2853

■クロージングミニパーティー
 8月26日(日) 17:00~ 無料
 どなた様もご予約なしでご参加いただけます。ぜひお越しください。

石木あや / ISHIKI Aya

 

東京都、在住。
女子美術大学短期大学部研究科卒業。

学生時代は銅版画を中心に制作。
現在は絵画制作の他に、独学でホラーゲームや、マンガを描いたりと、興味の赴くまま制作しています。
ウェブサイトも近日、開設予定です。

Twitter @boukennda8

eri

 

思えば10代の頃からセルフポートレイトという括りすら知らずに携帯ではあったが自分を撮り詩を書き、表現活動を心の発するままに行っていた。
特に精神科病棟入院中の記録が多い。
また、2009年12月、ストリッパーデビュー。
数々の有名劇場でのステージを経験。
仕事でありながらも内容的に表現活動に変わりないと思っている。
そして2012年から本格的に一眼レフでの作品創り(主にセルフポートレイト)を精力的に行うように。

Website http://www.moon-eri.com

さんがっつ(いちみや忠義) / SUNGUTS[ICHIMIYA Tadayoshi]

 

妖怪、怪獣、宇宙人をモチーフにしたキャラクター作りばかりしています。
映像制作のノウハウを活かし、キャラクターをイラスト、アニメ、フィギュアとメディアにとらわれない表現もやってしまいます。

【略歴】
兵庫県出身。東京の広告制作会社に入社後、ディレクターとして、TV-CM、VPを監督すると共にCM、VP用キャラクターをデザイン。独立後、ソフビによる立体造型作品も製作し、「時効警察」(テレビ朝日/MMJ)の「プクーちゃん人形」も制作。

Website http://www.sunguts.com

竹沢美香 / TAKEZAWA Mika

 

1988年 埼玉県生まれ。幼少期から絵を描くことが好き。
2007年 女子美術大学短期大学部入学。デザインコースで学んでいたが、銅版画の魅力に触れ、卒業前に美術コースへ移籍。
2009年 卒業制作で優秀作品賞受賞。
卒業後、女子美のアートセミナーに通い銅版画を数点制作。
現在は色々と思い悩んで模索している。アクリル絵の具を勉強中。

[展示経歴]
2009.3.23〜2009.3.29
 グループ展「版画9人展」(銅版画展示) アートスペースユーメリアspaceα(日本橋)
2011.4.18〜2011.4.23
 個展「(非)日常スイッチ」展(銅版画展示) Gallery銀座フォレスト・ミニ(銀座)
2012.6.5〜2012.6.17
 グループ展「20120605正方形展」(アクリル画展示) 喫茶・ギャラリーりんごや(根津)

Twitter @m_ticktack

tamabolo / 山﨑珠美

 

私は反発しあいながらも交わりあう材料で『記憶』を描いています。
今回は写真家の艶子さんとコラボレーションし、『作品の幽霊』を展示致します。
私の作品は見るものに対し鏡のように反射していかようにも変化していきます。私の作品を見ているにも関わらずいつのまにか見るものの『記憶』、アイデンティティーと重なり見るもの自身となっていきます。
私はアナタの『記憶』になりたいのです。そして『なにものにもなれない私は私になりたい』のです。

Website http://flavors.me/tamabolo
Twitter @bo_lo

茶柱立太 / CHABASHIRA Tatta

 

妖怪と猫を脳内で飼っています。
なのでそれらを中心にした立体と豆本を製作。
たまにマンガを描いたりします。
即売会にも参加しますが
主な活動は中央線沿線のギャラリーでの個展・グループ展。
福岡にもちょいと進出してます。

Blog http://chabashirachan.at.webry.info/
Twitter @chaba4ra

薔薇十字団(小林義和) / Barajuzidan[KOBAYASHI Yoshikazu]

 

挿画家。
怪奇・幻想を愛し、薔薇十字主義や神秘思想・神話・妖怪などを基礎に、耽美・頽廃的作風から可愛いキャラクターまで幅広く制作。

【略歴】
長野県出身、東京都在住。大阪芸術大学卒業後、企業にてモバイルコンテンツデザインやキャラクター企画を担当。2006年に独立以降、イラストレーター業を行う傍ら、美術作品も制作。2012年7月13日の金曜日「Cafe Gallery 幻」を開店し、代表を務める。

【主な活動歴】
2009年 初個展「薔薇と十字架」 初台・画廊 珈琲 Zaroff
2010年 企画グループ展「江戸川乱歩全集・Zaroffパノラマ展」 初台・画廊 珈琲 Zaroff
2011年 Japanese Contemporary Art Exhibition [OUTPUT FROM JAPAN] ロンドン・crypt gallery
2012年 薔薇十字団・艶子二人展「まぼろし」 千駄木・Cafe Gallery 幻

Web http://barajuzidan.com/
Twitter @barajuzidan